ニュースやサイバー攻撃関連でよくきく言葉「マルウェア」ですが、意外とちゃんとした意味を答えられないのではないでしょうか。本記事ではマルウェアについて、IT担当初心者でもわかりやすく解説いたします。
マルウェアとは
マルウェアとは、悪意を持って作られたソフトウェア全般を指す言葉です。特定の種類ではなく「パソコンやネットワークに害を与えるプログラムをまとめて呼ぶ名称」と考えると理解しやすくなります。よく混同されるウイルスはマルウェアの一種で、自分自身をコピーして広がる特徴があります。
■ 用語の整理(表)
| 用語 | 意味 | 位置づけ |
|---|---|---|
| マルウェア | 悪意あるソフト全般 | 最上位の総称 |
| ウイルス | 自己増殖するマルウェア | マルウェアの一種 |
| ランサムウェア | 金銭目的のマルウェア | マルウェアの一種 |
マルウェアの主な種類
増殖型
ウイルスやワームは、感染を広げる力が強いタイプです。
ウイルスはファイルに寄生し、利用者の操作をきっかけに広がります。
ワームはネットワークを通じて自動で拡散するため、企業内に一気に広がる危険があります。
潜伏型
トロイの木馬やスパイウェアは、正規のソフトに見せかけて侵入します。
内部でこっそり動作し、情報を盗んだり遠隔操作の準備をしたりするのが特徴です。
見た目では判断できないため、発見が遅れやすい点が大きなリスクになります。
金銭型
ランサムウェアは、ファイルを暗号化し「元に戻したければ金銭を払え」と要求するタイプです。
最近は暗号化だけでなく、盗んだ情報を公開すると脅す手口も増えています。
企業にとって被害が大きく、復旧に時間とコストがかかるため、最も警戒すべき存在です。
マルウェアの侵入経路は?
主な経路
マルウェアは、さまざまなルートから侵入します。
代表的な経路は次のとおりです。
- メールの添付ファイル
- 不正サイトへのアクセス
- OSやアプリの脆弱性
- USBメモリなど外部デバイス
- フィッシングメール
更新を怠ったシステムは脆弱性を突かれやすく、攻撃者に狙われやすくなります。
感染後の影響
マルウェアに感染すると、企業にはさまざまな影響が出ます。
情報漏えい、システム停止、業務の長期中断など、日常業務に大きな支障が生じます。
ランサムウェアの場合、復旧に数日〜数週間かかることもあり、顧客への影響や信頼低下など、技術面以外のダメージも大きくなります。
基本対策
設定面
- OSやアプリを常に最新の状態に保つこと。
- 脆弱性を放置しない
- 多要素認証の導入やパスワード管理の徹底
システム面
- ウイルス対策ソフトやファイアウォールの利用が一般的。
- 端末の挙動を監視するEDRの活用。
- 複数の対策を組み合わせる。
運用面
- 権限管理の見直し
- 社内ルールの整備
- 従業員教育の徹底
- 特にメールの扱い方
まとめ
マルウェアは難しい言葉ではありません。種類や侵入経路を知ることで、どこにリスクがあるのかが見えてきます。できる対策も多く、日常的な積み重ねが個人、企業全体の安全につながることになります。











コメントを残す