災害時や遭難時に最も重要なのは「水」の確保です。人間は水がなければ3日も生きられないといわれています。本記事では、無人島や山中、災害直後の都市部など、あらゆるシチュエーションで役立つ 「自然から水を得る5つの裏技」 を解説します。いざというときに慌てないよう、今のうちに知識として備えておきましょう。
水を得る様々な方法
水を得る方法は雨や川の水を集める以外にもいくつかの方法があります。災害時のサバイバル術として覚えておいて損はないでしょう。
- 夜露をあつめる
- 焚火で発生した水蒸気を冷却して水滴をつくる
- バナナの葉や竹など、植物からの採取
- 湧き水
- 雨水や雪を溶かして水にする
注意するポイント:飲料用
水を獲得できたとしても、いくつかの注意するポイントがあります。適切な方法で処理する必要があることを覚えておきましょう。
- 寄生虫や細菌、ウィルスなど濾過し煮沸消毒する
- 化学物質など毒物や薬品などに注意する
- 十分な水量を確保する
【1. 朝露を集めて水分補給】
朝露は意外にも貴重な水源です。草木の葉にたまった朝露は、夜間の気温低下によって発生し、汚染の少ない水として利用できます。
■ 集め方のコツ
• 布や衣類で拭き取る:早朝、草の葉や石の上に付着した朝露を布で拭き取ります。
• ビニールを貼ったり、包むなどで上記を閉じ込める。またビニールの傾斜を利用し、容器に溜める:布を絞れば、数百ミリリットル程度の水分が確保可能です。
■ ポイント
広範囲の草地で作業すると短時間で多くの水が得られます。湿度の高い季節や時間帯は最も効率的。
☑︎メリット:汚染の可能性が低く、そのまま飲める。
⚠︎注意点:時間がかかる。化学物質が散布された土地では使用しない。
【2. ツル植物や竹から水を抽出】
熱帯地域や森林では、植物や竹から直接水を得ることができます。これらの植物は根から吸収した水分を幹に蓄えており、簡単に取り出すことができます。
■ 方法
1. 葉のついた枝にポリ袋を包み込むようにかぶせる。
2. 根元を斜めに切り取る:切断面から水分が滴り始めます。
3. 竹の節を切断し、節に溜まった水分を集める。
■ ポイント
竹の場合、初夏、節を切り取るとさらに多くの水が得られます。数本集めれば1L程度の水を確保することも可能です。
✅ メリット:比較的清潔な水が確保できる。
⚠️ 注意点:植物によっては毒性を持つものもあるため、識別が必要。
【3. ソーラースティル:太陽蒸留法で水を生み出す】
サバイバル術の水分獲得方法として最も有名なのが 「ソーラースティル」 と呼ばれる蒸留法が有効です。自然の蒸発現象を利用し地中の水分を集め、真水として利用できます。
■ 手順
1. 穴を掘る:直径、深さ50cmほどの穴を掘る。
2. 中心に集まった水を受ける容器を置く。
3. 受け皿の周りに水分を含む、(落ち葉や水分を含んだ泥や海水)を置く
4. 穴をビニールシート、または面積の広い葉で覆う:傾斜をつくるるため、シートの中央がへこむように小石を置く。
■ ポイント
日光により蒸発を利用した水分獲得法。数時間で200〜500mlの真水が容器に滴り落ちる。晴天時には効率がさらにアップ。
✅ メリット:海水や泥水も飲料水に変えられる。
⚠️ 注意点:材料(ビニールシートや容器)が必要なので、事前準備や応用できる代替物を探す必要がありは。
【4. 海水を蒸留して淡水に変える】
海岸では、海水をそのまま飲むことはできませんが、蒸留すれば淡水に変えられます。金属容器や鍋があれば、即席の蒸留装置を作ることが可能です。
■ 手順
1. 焚火などで、海水を加熱する:金属容器に海水を入れて火にかける。
2. 蒸気を冷やして凝縮:布や葉を被せて蒸気をキャッチし、冷却して水滴に変える。
3. 別の容器に集める:凝縮された水を飲料水として利用する。
■ ポイント
加熱するだけで海水が蒸発し、不純物を取り除ける。蒸留時間が長いほど多くの水が得られる。
✅ メリット:塩分を除去できる。安全な飲料水。沸騰により殺菌の効果もある
⚠️ 注意点:熱源と容器が必要で、時間と燃料を要する。毒や化学物質など除去できないものもある。
【5. 海岸近くの地下水をみつける】
海岸線や川沿いでは、地中の淡水脈を掘ることで真水を手に入れることができます。特に満潮線より少し内陸に掘ると、淡水が海水と混ざる前のきれいな水を見つけることができます。
■ 手順
1. 満潮線より内陸側を掘る:海から20〜30mほど内陸の場所を選ぶ。
2. 深さ30〜50cm程度掘る:地下水が滲み出してくるのを待つ。
3. 布や砂でろ過する:濁りを取り除いて飲料水にする。
■ ポイント
夜間や早朝は水位が上昇するので、水が出やすいタイミングを狙うのがコツ。
✅ メリット:手間はかかるが、安定して水を確保できる。
⚠️ 注意点:海水に近すぎると塩分を含む可能性がある。
まとめ
【まとめ】
災害や遭難時に「水がない」という状況は、命を脅かす危機に直結します。しかし、今回紹介した5つの方法を知っておけば、命をつなぐことができるかもしれません。いざというときに冷静に対応できるよう、今のうちに 「自然の水確保術」 を身につけておきましょう。
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